Ubuntu 25.10がリリースされ『ソフトウェアの更新』を行うと25.10へのアップグレード案内が表示されますが、
ネット上ではアップグレードによるトラブルが複数報告されているようです。
Ubuntu 25.10(「Questing Quokka」)の公式リリースノートに記載されている 既知の問題(Known Issues) の中から、
標準で実装されているMicrosoft Office互換アプリ「LibreOffice」がエラーとなって動作しなくなるトラブルの回避方法を調べてみました。
■25.10へのアップグレード操作
『ソフトウェアの更新』を行うと25.10へのアップグレード案内が表示されます。
「アップグレード...」釦をクリックすると25.10への更新が開始されます。
■LibreOfficeのトラブル
症状
「LibreOffice」を起動してもエラーとなって動作しません。
回避方法
既存のLibreOfficeを完全削除した後、新しいLibreOfficeをインストールすることにより回避できるようです。
回避作業はUbuntu 25.10へアップグレード後に行います。
①既存のLibreOfficeを完全削除
完全削除はコンソールターミナルからaptコマンドを使って行います。
sudo apt remove --purge libreoffice* -y
sudo apt autoremove -y
②新しいLibreOfficeをインストール
インストールはデスクトップにある『アプリセンター』を使って行います。
『アプリセンター』を起動、検索に"libreoffice"と入力して検索結果一覧から「libreoffice」を選択
「LibreOffice」インストール画面が表示されたらチャンネルに最新バージョンを指定して、"インストール"をクリック
補足
『アプリセンター』を使ってインストールした「LibreOffice」の削除は『アプリセンター』のアンインストール操作で行います。